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鋼の錬金術師はどっちを見るべき?旧アニメ版とFA版の違いを徹底解説(シャンバラまで)

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はいどーもこんにちは。ぼくです。

鋼の錬金術師(ハガレン)のアニメを調べていると、

「旧アニメ版とFA版って、結局なにが違うの?」
「どっちから見ればいいの?」
「シャンバラとかミロスって本編と関係あるの?」

と気になる人は多いと思います。

ハガレンはここが少しややこしくて、
同じ『鋼の錬金術師』でも、
旧アニメ版とFA版では
原作との関係、ストーリーの流れ、キャラクターの立ち位置、
そして物語の結末までかなり違います。

さらに劇場版もあるので、
何も知らずに触ると
「え、これってどっちの続き?」
となりやすい作品でもあります。

なので今回は、
旧アニメ版とFA版は何が違うのか
を中心に、
できるだけ分かりやすく整理していきます。

まず結論だけ先に言うと、

  • 原作に沿った形で見たいならFA版

  • 旧アニメ独自のルートと『シャンバラを征く者』まで含めて見たいなら旧アニメ版

  • どちらもハガレンとしてちゃんと面白い

です。

この記事では、
途中まではネタバレを避けて進めて、
後半では
※ネタバレ注意
として、
FA版と旧アニメ版の**終着点(ラスト)**についての個人的な考察も書いています。

これからハガレンを見ようとしている人も、
昔見たけど違いをちゃんと整理したい人も、
「そういうことだったのか」
と分かる内容を目指しています。

※どっちを見るか迷っている人向けに、
 視聴できる配信・電子書籍サービスをまとめておきます。

劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

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鋼の錬金術師のアニメは2つの系統に分かれている

鋼の錬金術師(ハガレン)のアニメは、
作品数が多くてややこしく見えますが、
大きく見ると2つの系統に分けて考えるのが一番わかりやすいです。

  • 2003年放送の旧アニメ版(初代アニメ)

  • 原作漫画を最後まで描いたFA版(FULLMETAL ALCHEMIST)

まず大事なのは、
この2つは
同じ原作が元ではあるものの、物語としては別ルート
だという点です。


2003年放送の旧アニメ版と劇場版『シャンバラを征く者』

2003年に放送された旧アニメ版は、
放送当時、原作漫画がまだ連載途中だったこともあり、
物語の途中からアニメオリジナルの展開になります。

そのため後半は、
原作やFA版とは異なるストーリーが描かれ、
独自のテーマや結末に向かって物語が進みます。

そして、
その旧アニメ版の“続き”として作られたのが、
劇場版
『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』
です。

これは単なる外伝ではなく、
旧アニメ版の物語を締めくくる完結編
という位置づけになります。


FA版(FULLMETAL ALCHEMIST)と劇場版『嘆きの丘(ミロスの聖なる星)』

FA版(FULLMETAL ALCHEMIST)は、
原作漫画のストーリーをベースに、
物語の最初から最後までを描いたアニメです。

キャラクター設定や展開、結末まで、
基本的には原作に沿った形で構成されています。

劇場版
『嘆きの丘(ミロスの聖なる星)』
は、
FA版の放送後しばらく経ってから公開された作品で、
本編の流れの途中に入る
独立した外伝エピソード
という立ち位置です。

FA版を理解するために必須、という作品ではなく、
世界観を補強する一本、
と考えると分かりやすいと思います。

つまり整理すると、

  • 旧アニメ版 → シャンバラを征く者

  • FA版 → ミロスの聖なる星(外伝)

という関係です。

ここを最初に押さえておくだけでも、
かなり混乱しにくくなります。


旧アニメ版とFA版の一番大きな違い

旧アニメ版とFA版の違いを一言で言うなら、
原作漫画との関係性
と、
そこから生まれた物語の分岐です。

鋼の錬金術師(ハガレン)は、
もともと一つの原作漫画から始まった物語ですが、
アニメ化のタイミングの違いによって、
途中から2つのルートに分かれることになりました。


原作漫画との関係の違い

FA版は、
原作漫画の展開を前提に作られており、
物語の序盤からラストまでを
原作に沿った形で描いたアニメです。

一方、旧アニメ版は、
放送当時、原作がまだ完結していなかったため、
途中からアニメ独自のストーリーに進みます。

その結果、

  • FA版 → 原作の結末へ向かう物語

  • 旧アニメ版 → 原作とは異なる解釈を選んだ物語

という形で、
同じスタート地点から別の方向へ分岐しました。


ストーリー構成の違い

FA版は、
原作のエピソードを積み重ねながら、
伏線を回収しつつ
一つの物語として収束していきます。

物語全体の構造がはっきりしていて、
「最後にどこへ向かうのか」
が見えやすい構成です。

一方で旧アニメ版は、
前半こそ原作に近い流れで進みますが、
中盤以降は完全にオリジナル展開になります。

そのため、
キャラクターの役割や物語のテーマが変化し、
FA版とは別の答えを提示する作品
になっています。


結末(ラスト)の方向性の違い

この分岐は、
物語の終着点にもはっきり表れます。

FA版は、
原作のテーマを回収する形で物語が終わります。

一方、旧アニメ版は、
アニメ独自の世界観とテーマを優先したラストを迎え、
その続きとして
劇場版『シャンバラを征く者』で完結します。

どちらが正解、という話ではなく、
どの分岐を選んだかの違い
と考えると、
この2作品の関係が理解しやすくなります。


キャラクターの描かれ方の違い

旧アニメ版とFA版では、
ストーリーだけでなく、
キャラクターの設定や役割の描かれ方にも
はっきりとした違いがあります。

これは
「性格が変えられた」
というより、
物語が分岐した結果、立ち位置が変わった
と考えると分かりやすいです。


エドワードとアルフォンスの描かれ方

FA版のエドワードとアルフォンスは、
原作に沿って物語が進むため、
旅を通して少しずつ成長していく姿が描かれます。

兄弟としての関係性も、
ぶつかり合いながら前に進んでいく形で整理されていて、
物語全体の中で役割がはっきりしています。

一方、旧アニメ版では、
兄弟の内面や葛藤に
より強く焦点が当てられています。

とくにエドワードは、
自分の選択や過去に対する後悔を抱え続ける描写が多く、
全体的に重くシリアスな印象になります。


ホムンクルスは設定そのものが大きく違う

ホムンクルスは、
旧アニメ版とFA版で
成り立ちや役割だけでなく、
設定そのものにかなり大きな違いがあります。

FA版のホムンクルスは、
原作設定に基づいて整理された敵役として描かれており、
「この名前のキャラはこういう役割」
という対応関係が比較的はっきりしています。

一方、旧アニメ版は
アニメ独自の解釈で作られているため、
ホムンクルス周りは特に差が出ます。

その結果、

  • 同じ名前でも印象や立ち位置がかなり違う

  • 成り立ちや見せ方がFA版とは別物になっている

  • 旧アニメ版独自の重さや悲しさが強く出ている

という違いが生まれます。

ここを知らないまま見ると、
「同じハガレンなのに話が噛み合わない」
となりやすいので、
最初に押さえておくと混乱しにくいポイントです。


脇役キャラクターの扱いの違い

FA版は登場人物が多く、
群像劇として物語が進んでいきます。

その分、
各キャラクターの役割や立場が整理され、
物語全体の中で機能する構成になっています。

旧アニメ版は、
登場人物をある程度絞り込み、
感情や関係性に深く踏み込む作りです。

同じキャラクターでも印象が変わるのは、
この物語構造の違いが大きな理由です。


作風・演出・後味の違い

旧アニメ版とFA版は、
ストーリーや設定だけでなく、
作品全体の作風や
見終わったあとの後味もかなり違います。

ここは好みの話になりがちですが、
「どっちが好きか」ではなく、
どう違うのか
を整理しておくと理解しやすいです。


全体の雰囲気の違い

FA版は、
原作に沿って物語が進むため、
全体の構成がはっきりしていて、
山場やカタルシスが分かりやすい作りです。

シリアスな展開は多いものの、
物語として前に進んでいく力が強く、
「見終わったあとに残る達成感」が
見えやすい印象があります。

一方、旧アニメ版は、
全体的に静かで重たいトーンが続きます。

派手な展開よりも、
キャラクターの心理や空気感を重視した演出が多く、
どこか救いの少ない雰囲気が特徴です。


演出の方向性の違い

FA版はテンポが良く、
バトルや大きな展開では
盛り上がりが分かりやすい演出が多く使われています。

映像表現も整理されていて、
物語の全体像を追いやすい構成です。

旧アニメ版は、
間や沈黙を使った演出が多く、
説明しすぎない作りになっています。

セリフが少ない場面や、
余韻を残すカットが印象に残りやすく、
雰囲気重視の演出と言えます。


見終わったあとの印象(後味)の違い

FA版は、
「一つの物語を最後まで見届けた」
という感覚が残りやすい作品です。

物語としての区切りがはっきりしているため、
見終わったあとにスッと整理されます。

旧アニメ版は、
見終わったあとに
考えさせられる余韻が強く残ります。

とくに完結編である
『シャンバラを征く者』まで含めて見ると、
解決というより、
別のテーマを投げかけられた
ような後味になる人も多いと思います。


劇場版の位置づけまとめ(シャンバラ/ミロス)

鋼の錬金術師(ハガレン)の劇場版は、
テレビアニメとセットで語られがちですが、
それぞれ立ち位置がまったく違う
ので、ここで整理しておきます。

ここを混同すると、

「どの順番で見ればいいの?」
「これって本編と関係あるの?」

と迷いやすくなります。


『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』の位置づけ

『シャンバラを征く者』は、
2003年放送の旧アニメ版の続きを描いた劇場版です。

旧アニメ版のラストで残された要素を引き継ぎ、
物語としての結末を描いているため、
旧アニメ版の完結編
という扱いになります。

FA版とはストーリー上のつながりはなく、
旧アニメ版のその後を描いた終点
です。


『嘆きの丘(ミロスの聖なる星)』の位置づけ

一方、
『嘆きの丘(ミロスの聖なる星)』は、
FA版の放送時期に公開された劇場版です。

こちらはFA版の物語の途中に入るエピソードで、
本編とは独立した
外伝的な一本
という位置づけになります。

FA版を理解するために
必ず見なければならない作品ではなく、
世界観を補強するエピソードとして楽しむタイプです。


劇場版の整理ポイント

  • シャンバラを征く者
    → 旧アニメ版の続きであり、物語の完結編

  • 嘆きの丘(ミロスの聖なる星)
    → FA版の途中に入る外伝エピソード

  • 旧アニメ版とFA版は、劇場版を含めても別系統

この整理を押さえておけば、
劇場版の扱いで迷うことはかなり減るはずです。


どっちを見るべきか迷った人向けの結論

ここまでを踏まえて、
「結局どっちを見るべき?」をシンプルにまとめると、

  • 原作に沿ったハガレンを見たい人
    → FA版がおすすめ

  • 旧アニメ独自の重たい空気感や、シャンバラまで含めた別ルートを楽しみたい人
    → 旧アニメ版がおすすめ

  • 時間に余裕があるなら両方見る価値あり
    → 同じハガレンでも、残る感情がかなり違います

初見の人にすすめやすいのは、
やっぱりFA版です。

ただ、
旧アニメ版には旧アニメ版にしかない魅力があって、
あの重さや余韻、独自の着地が好きな人もかなり多いです。

なので本当に、
どっちが上かではなく、どっちのハガレンを見たいか
で選ぶのが一番いいと思います。

 

まとめ

鋼の錬金術師(ハガレン)のアニメは、
一つの原作から始まりながら、
途中で分岐した結果、
旧アニメ版とFA版という
2つの作品になった、
と考えると理解しやすいです。

FA版は、
原作漫画の流れを最後まで描いた作品で、
物語としての構造や着地が整理されています。

一方、旧アニメ版は、
原作が連載途中だった時期に作られたことから、
途中でアニメ独自の方向へ進み、
『シャンバラを征く者』で
一つの物語として完結します。

そのぶん、

  • ストーリー構成

  • キャラクターの立ち位置

  • ホムンクルスの設定

  • 作品全体の空気感や後味

まで、
かなり大きな違いが生まれました。

ここからは、完全に個人的な話です。

劇場版
『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』
は、
当時、アルバイトをしていた映画館で観ました。

正直に言うと、
めちゃくちゃ良かったです。

オリジナルストーリーも良かったんですが、
いちばん記憶に残っているのはオープニング。

L'Arc-en-Cielの曲に合わせて、
キャラクターたちが流れるように出てくるあの演出。

そこでヒューズが映る瞬間があって……
もうダメでした。

あのシーンとかこのシーンとか
いろんな記憶が一気に浮かんできて、
オープニングなのに普通に号泣してました。

エンディングもラルクで、
曲の歌詞がハガレンの世界観にすごく合っていて、
今度はさっきと違って、
スーッと静かに涙が流れる感じの余韻泣き。

もちろんFA版のクライマックスも、
間違いなく神だと思っています。

でも、
旧作の『シャンバラを征く者』も、
あれはあれで本当に大事な一本で、
当時の自分にめちゃくちゃ刺さった神作品でした。

結局のところ、
どっちが上とかじゃなくて、
どちらも大好き。
と、声を大にして言いたいです。

旧アニメ版からシャンバラまでまとめて見たい人向け(Amazon)
FA版を原作通り楽しみたい人向け(Amazon)

※荒川弘先生の他作品も気になる人はこちら
ハガレンの作者・荒川弘先生の漫画まとめ。アルスラーン、銀の匙などを紹介

※最新作も気になる人はこちら
黄泉のツガイは面白い?原作を読んだ感想とみどころまとめ

ここから先は、
FA版と旧アニメ版の終着点について、
ぼくなりに整理してみます。

※ネタバレ注意|FA版と初代アニメ版の終着点について

※※※
ここから先には
FA版および初代アニメ版(完結編『シャンバラを征く者』)の
物語の終着点に関するネタバレ
が含まれます。
未視聴の方は、すべて見終わってから読むことをおすすめします。
※※※

はい、ということで。
ここからは盛大にネタバレをしていきます。
今回は 物語の終着点(ラスト) の話です。


結論から言うと、

FULLMETAL ALCHEMIST(FA版)と
初代アニメ版(+シャンバラを征く者)は、

どちらの物語でも、
エドワードは最終的に錬金術が使えなくなります。

まずは、
この一点だけ押さえてください。

この話は
「真理の扉」
という設定を前提に進みます。

細かい理屈は省きますが、
錬金術の力の源そのもの
と考えてもらえれば、
この先の話は問題なく追えると思います。


FA版の終着点

FA版では、
最終決戦でエドワードがラスボスに敗れそうになります。

それを助けるため、
アルフォンスは自分の魂を代償に、
エドワードの右腕を錬成します。

その結果、エドワードは敵を倒します。

しかし再び弟を失ったエドワードは、
アルフォンスを取り戻すため、
最後にもう一度、
禁忌である人体錬成を行います。

人体錬成は本来、
絶対に成功しません。

なぜなら、
人間の肉体と魂を蘇らせるための
「等価交換の代償」
など存在しないからです。

そこでエドワードがたどり着いた答えが、
錬金術を使う力の源そのもの――『真理の扉』
でした。

エドワードは、
自分の錬金術師としての力のすべてと引き換えに、
アルフォンスを取り戻します。

その結果、
エドワードは錬金術を使えなくなります。


初代アニメ版〜シャンバラを征く者の終着点

初代アニメ版は、
アニメオリジナルの世界観と設定を持っています。

この世界には、

  • 錬金術が発達した世界

  • 錬金術が発達しなかった世界(現実世界)

という、
2つの世界が並行して存在しています。

それぞれの世界は
「真理の扉」
でつながっていますが、
扉の向こう側には
錬金術の力の源である『真理』が渦巻いており、
基本的に行き来は不可能です。

そんな中、物語終盤で
エドワードは敵の攻撃によって死亡します。

アルフォンスは、
自分自身が賢者の石となっている状態を利用し、
自分を犠牲にして
エドワードを蘇生させます。

その事実を知ったエドワードは、
今度は自分が代償を払い、
アルフォンスを取り戻すため人体錬成を行います。

その代償は、

  • エドワード自身の肉体

  • アルフォンス自身が旅の中で積み重ねてきた4年間分の記憶

でした。

アルフォンスは生き返りますが、
エドワードは真理の扉に身体を持っていかれます。

生き残るために扉を抜けたエドワードがたどり着いた先は、
錬金術の存在しない現実世界です。

そのため、
エドワードは錬金術を使えなくなります。


簡単な流れまとめ

FA版

エドがラスボスに負けそうになる

アルが魂を代償に右腕を錬成

ラスボス撃破

エドが真理の扉を代償に人体錬成

錬金術が使えなくなる

初代アニメ版

エド死亡

アルが自分を犠牲にエドを蘇生

エドが自分を犠牲にアルを人体錬成

真理の扉に身体を持っていかれる

扉を抜けて現実世界へ

錬金術が使えなくなる


共通している終着点

ルートも、
世界観も、
支払った代償の中身も違います。

それでも最後に、
エドワードが立たされる場所は同じでした。

まったく違う物語を辿っているのに、
主人公が行き着く終着点が一致している。

ここで改めて考えてみると、
当時のハガレンはまだ原作も連載途中で、
物語としても中盤。
核心や謎には、
ほとんどたどり着いていない時期でした。

それでも、
旧アニメ版とFA版という
まったく別のルートで描かれた2つの作品が、
同じ場所に行き着いているということは、
あの時点ですでに、
作者・荒川弘先生の中では
物語の終着点が決まっていた、
ということなんでしょうね。

いや本当に、
すごくよくできた物語だと思います。

もし少しでも気になったら、
旧アニメ版もFA版も、
それぞれ一度見てみてください。

きっと、
見終わったあとに感じるものは違うけど、
どちらもちゃんと心に残るはずです。

それでは今回はこの辺で。
では。