ハイどうもこんにちわ。ぼくです。
今朝のニュースを見ていたところ、完全にヤバいやつがいたのでそのことについて書きます。
飲酒の動画配信男
事の発端は今年2月、ネットでの動画配信の広告収入により生計を立てている男、森義之容疑者(36)が酒を飲みながらの配信中に、急に前のめりになってカメラの前からフェードアウトするという自体が起きたため、動画を見ていた視聴者が119番通報をおこなった。
駆けつけた救急隊員が安否の確認をすると、森容疑者は救急隊員に隊員自身の血圧を測るように言ったり、急に意味不明な言動をして怒り出し、わめき散らすなどという状態になった。
その状態を見た救急隊員が引き上げたところ、怒りが収まらない森容疑者は自ら119番通報し、再び救急隊員を呼び出すという迷惑行為をおこなった。
ちなみに森容疑者は今回の事件を起こす前にも、約12回も『ウソの119番通報』を行っており、今回
偽計業務妨害の罪で逮捕となった。
今回の事件は偽計業務妨害罪(3年以下の懲役または50万円以下の罰金)に加え、虚偽通報罪(30万円以下の罰金または30日未満の勾留)が適用されるみたいです。
救急隊員について
事故や怪我があるとやってくる救急車。
みなさんは救急車に乗っている人ってどんな人か知ってますか?
実は救急車に乗っているのは『消防士』さんです。
ちなみにぼくの友人Aは、救急車に乗っているのは病院のそういう専門スタッフの人が乗ってると思っていたみたいです。
なので案外知らない人もいるのかなーと感じました。
火災や災害が会った時にはいち早く現場に駆けつけて命を張っている『消防士』さん。
ぼくの友人にも何人かの消防士さんがいます。
なので直接『リアルな現場の話』を聞く機会があるのですが・・・
東日本の震災が起きた当日に、ぼくは消防士の友人と会う約束をしていましたが、非常招集がかかったため、友人はそのまま職場に向かいました。
その後友人とは1週間ほど連絡が取れなかったです。
震災の直後に必要なものを揃え、被災地に向けて出発した彼は、休みもろくに取らず風呂にも入らず7日間行方不明者の捜索と、被災地での救助活動をおこなっていたのです。
その活動中、津波によって破壊された海岸付近の街を捜索していたところ、突然サイレンが響き渡り
『あと5分で津波が到達します』
と警報が流れたらしいです。
友人は後に「その警報を聞いた時に死を覚悟した」と言っていました。
結局その警報は誤報だったので、友人とは今でも普通に会って会話することが出来ますが、彼らは命を張って仕事をしています。
普通の接客業で、業務中に『死』を感じることなど一切ないぼくにとって、彼が話した出来事は衝撃的でした。
しかし今回の事件を起こした男は、そのように日々人命救助のために活動し、自宅にまで駆けつけた救急隊員の人たちに向けて暴言を吐いています。
命を救ってくれる人に対してその様な態度をとるという事実が、その男の精神状態がいかに異常であるかを物語っています。
今回この様な事件が起きましたが、もし仮に『ウソの通報』で救急隊員が出動している時に、
同時に火災が起きたとしたらどうなると思いますか?
そして、もしそこに逃げ遅れた人がいたとしたら?
そして万が一、逃げ遅れた人が亡くなったとしたら?
そして、それは
『ウソの通報』をした人間によって助かるはずの命が失われてしまった
なんていう事態を引き起こすかもしれません。
人の命がかかっている仕事をしている人たちに、いたずら目的でそのような事をした結果どうなるか大人なら少し考えればわかるはずなんですけどね・・・
おわりに
動画配信男の逮捕によって明らかとなった今回の事件。
日々体を張って仕事をしている『消防の人々』。
命をかけて仕事をしている彼らに普通そんないたずらができますか?
ぼくなら絶対できません。
でも世の中には毎日を命がけで生きている人たちがたくさんいるので・・・
もしかしたら今回逮捕された男も、何か死んでしまうような理由があったから、今回のような行動を起こしたのかもしれません。
例えば、『定期的にいたずらで119番通報をしなければ死んでしまう呪い』にかかっているとか・・・
そこはよくわかりませんが、彼にはよっぽどの理由があったのではないでしょうか。
そうでないと説明がつかないですからね・・・
まあ何にせよ、今後この様な事件が起きないことを切に願います。