はいどーもこんにちわ。ぼくです。
さて先日藤田和日郎の『からくりサーカス』がアニメ化されたという記事を書きましたが・・・
『からくりサーカス』のアニメが超面白いです!!
前回の記事を書いたときはまだ見てなかったんですけど、前回記事を書き終えた後に見たんですけど・・・もう衝撃的でした。
とりあえず超面白い!!!!!
ということで今回はアニメ版『からくりサーカス』の魅力について書いていきたいと思います。
それでは続きをどうぞ!
OPが素晴らしい
まずこのアニメ版からくりサーカスはオープニングが素晴らしいです。
『からくりサーカス』は『サーカス』や『人形使い』、『懸糸傀儡(マリオネット)』などが登場するため現実の世界の話ではありますが・・・
どこか別の世界のような不思議で奇妙な世界観を持っています。
からくりサーカスのアニメ化の話を聞いて「その独特の世界観が果たしてうまく表現できているのか?」という不安があったのですが・・・
その不安はオープニングを見た瞬間に一気に解消されました。
異常なほどにヌルヌルと動く動画。
回るマリオネットの歯車と懸糸傀儡の操り糸。
CCのような美しいグラフィックで描かれたマリオネット。
躍動感のある独特のカメラワーク。
登場キャラクターたちを印象づける魅せ方。
そしてその世界観に異常なほどにマッチした『BUMP OF CHICKEN』が歌う主題歌『月虹』。
そのすべてがハイクオリティで素晴らしい仕上がりになっています。
※下のPVの中盤付近から バンプの月虹が流れます。
からくりサーカスの原作を読んだことが無い人でもオープニングを見ただけでこの作品に引き込まれてしまう。そんな感じの仕上がりになっています。
原作の雰囲気が損なわれていない
独特の世界観を持つ藤田和日郎先生の『からくりサーカス』ですが、以前の記事にも書いたとおり絵の書き込み具合が凄いです。
物語の主軸となる『加藤鳴海』はその肉体を駆使して戦う中国拳法の達人ですが、その力強い拳や険しい表情、感情の高ぶった時に出来る顔のシワなどを表現するために無数の線を書き込んで陰影をつけています。
その無数の線で書き込んだ『陰影』がこのからくりサーカスの繊細な絵の特徴にもなっているので、もし仮にアニメ化した時にこの影をベタ塗りみたいにしてしまうと・・・
原作とは雰囲気が全く違う薄っぺらい作品になってしまいます。
しかし今回のアニメ化された『からくりサーカス』の作画は、原作の雰囲気が全く損なわれていないものに仕上がっています。
これは第一話のナルミの表情と手元のとコミックス第一巻のナルミを比べた画像ですが
鳴海の険しい表情に刻まれたシワと握られた拳に細かい線で陰影がつけられています。
通常アニメ化されると省略されてしまうような細かい所ではありますが・・・
ひと目見て分かる通りそのひと手間が『藤田和日郎先生が描いた
からくりサーカス』の雰囲気を見事に受け継いでいます。
ここまで原作の雰囲気をうまく表現した作品は珍しいと思います。
『懸糸傀儡(マリオネット)』の動きがスゴイ
この作品には『しろがね』やその他の『人形使い』が操る『懸糸傀儡』と呼ばれるマリオネットが登場します。
『懸糸傀儡』は普通のマリオネットのように体の各場所から糸(上の画像の細くて光っているのが糸です)がでており、『人形使い』がその糸を操ることによって自由自在に動かすことが出来ます。
コミックスでもその戦闘シーンは迫力のあるものとなっていましたが、
アニメ版の迫力はコミックスをさらに上回る仕上がりとなっています。
しろがねが人形繰り用の糸のついた指輪をはめ『あるるかん』を操ると・・・巨大なマリオネットの人形がなめらかに動き、そして敵を粉砕します。
もちろん原作同様、破壊された人形からは無数のギアやパーツが飛び散ります。
アニメーションになった事によりより一層躍動感が増し、懸糸傀儡を用いた戦闘はより一層の迫力あるモノへと進化をとげました。
そして・・・
さらにアニメ版ではコミックスでは分かりづらかったしろがねが操る懸糸傀儡『あるるかん』の収納シーンについても鮮明に描かれています。
しろがねが操る懸糸傀儡『あるるかん』は通常大きなスーツケースにすっぽりと収まっているのですが・・・
全長2m以上もある懸糸傀儡の『あるるかん』はそのままではスーツケースに収まらないため、その手足を折りたたんだりして収納されています。
この収納する時のシーンをコミックスで見ると足を折りたたんで収納している感じなのですがが、それがどのような動きで収納されているのかという動きについては微妙に分かりづらくなっています。
『くん』『パキガシャ』っとなり気づいたときにはスーツケースに収まっています。
しかし・・・
この『あるるかん』の収納シーンがアニメ版では超わかりやすくなっています!
アニメーションになったことによってこの収納の時のシーンは『あるるかん』が空中へ飛んでいき、両足を開いて股関節が脱臼したみたいになったかと思うと、そのまま空中でくるっと一回転し
気付いた時にはこんなにコンパクトになっています。
上の方で貼ってある『あるるかん』の姿と比べるとかなりコンパクトになっているのが分かります。
後はこのままスーツケースの方へ飛んで行って、ふたが「バタンっ」と閉まって終わりです。
諸事情により『あるるかん』は左腕がないので上の画像だと股間から手が生えたみたいになっていますが・・・そこは気にしないで下さい。
あくまで『懸糸傀儡(マリオネット)』ですからね!
とまぁこんな感じでアニメーションになったことによって『懸糸傀儡』の動きは躍動感もあり、そして「今まで謎だった部分も鮮明に分かるようになった」という感じになっています。
おわりに
さて今回はアニメ化された『からくりサーカス』の魅力について書いていきましたがいかがでしたか?
『からくりサーカス』の魅力といえば何といってもその迫力ある『懸糸傀儡』同士のバトルですが、アニメーションとなった事によりそのバトルはより一層高い次元へと進化を遂げました。
これまで少しわかりづらかったところや見づらかったところもアニメになった事によって見やすくなったり新しい発見が出来たりとかなり満足のいく仕上がりになっています。
このからくりサーカスは子供のころからコミックスを何度も何度も読み返して・・・個人的にもかなり好きな作品だったので、今回のアニメーション化が素晴らしい出来になっていたことに非常に感動しました。
正直声優が発表されたときはちょっと違和感があったんですけど・・・まぁそこはさすが超ベテランの有名声優陣ですよ。
実際に見た後は違和感なく受け入れることが出来ました。
アニメーションの出来が素晴らしいだけに、もし声優さんがあまりにも合っていなかったらガチ切れしそうな勢いでしたからね・・・
そうならなくてホント良かったです。
今回のアニメ化で本編のどこまで行くのかは分かりませんが、変に省略せずにちゃんとしたものにしてほしいなと心から願います。
原作の『からくりサーカス』が好きな方も、初めて『からくりサーカス』に出会う方も是非ともアニメ版『からくりサーカス』を見てみて下さい!
かなり面白いので見て損はないはずです!
ちなみに『アマゾンプライムビデオ』で見ることが出来るので、気になった方は文末に『アマゾンプライムビデオ』の記事を張っておきますのでよかったら読んでみて下さい!
それでは今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
おわり
※アマゾンプライムの記事はこちら!