はいどーもこんにちわ。ぼくです。
さて今日は最近見たくっそ面白いアニメについてのお話をしたいと思います。
そのアニメ
『オーバーロード』っていうんですけどね。
原作はかなり有名な小説らしいのですが、ぼくは読んだことがなかったのでアニメをいつかは見ないとなーと思ってたんですけど・・・
パッケージとかの画像にいかにも悪人?というかモロに悪役っぽいキャラしか写ってないのでちょっと見る気が起きなかったんですよね。
↑いかにも悪人面
だって大体『ソードアート・オンライン』とかでもそうですけど、「いかにも主人公とヒロインです!!」みたいなキリトくんとアスナが写ってるじゃないですか?
でもオーバーロードにはアンデット的な骨みたいな・・めっちゃ悪そうなやつしか写ってないんですよね・・・
正直全くどんな話なのか見当がつきませんでした。
ただ今回『Amazonプライムビデオ』で全話見れるようになってたのと、ちょうど最近3期が終わったということだったので・・・
タイミング的にちょうどよかったので全話見てみることにしました。そうしたら
もうマジでびっくりするほど面白いんですよ。
もうまじでヤヴァイ。
(Amazonでも★4.5の高評価!)
ということで今回は『Amazonプライムビデオ』で全話配信中の超絶面白いアニメ『オーバーロード』の魅力について書いていこうと思います。
それでは続きをどうぞ!
物語
剣と魔法の世界をモチーフとしたVRMMO『ユグドラシル』のサービス終了の日、かつてゲーム内で栄華を誇ったギルド『アインズ・ウール・ゴウン』のメンバー『モモンガ』は誰も来なくなったギルドの拠点『ナザリック地下大墳墓』で最後の時を一人寂しく待っていた。
しかし、サービス終了の時間を過ぎてもサーバーとの接続は途切れず、強制ログアウトも起きなかった。
どうやらモモンガはサービス終了の瞬間、なにか得体の知れない力によってゲームの中の世界に引きずり込まれてしまったようなのだ。
自身の状況を理解しようとするモモンガだったが、そんな彼の目の前でまたしてもおかしな出来事が起こる。
通常ではプレイヤーたちが指令を出さなければ動かないはずのNPC(ノンプレイヤーキャラクター)たちが自らの意思を持って発言し、動き出したのである。そればかりかどうやら『ナザリック地下大墳墓』は『ユグドラシル』ではない別の世界へ転移してしまったようなのである。
転移した先の世界で少しでも情報を集めるためにモモンガは、自らの名をかつてのギルド名『アインズ・ウール・ゴウン』と改め、もしかしたらこの異世界に飛ばされてきているかも知れないかつての仲間を探そうとするが・・・
ふいにアインズが口にした『世界征服』という言葉をNPCである配下の者たちが鵜呑みにし、結果、アインズ・ウール・ゴウンは異世界で世界征服をすべく行動することとなる・・・
悪役至上主義
この物語は『ソードアート・オンライン』や『ログ・ホライズン』のようなオンラインゲーム内に閉じ込められてしまう系の作品ですが、他の作品とは違っている点があります。それは
主人公サイドのキャラクターたち全員が『悪役』なのです。
何を持って『悪役』というのかは曖昧なところではありますが、この作品に登場するアインズやその周りを固めるナザリック地下大墳墓のNPCたちは全員が
『勇者』と対峙するはずの存在である『魔王』『アンデッド』『悪魔』『ダークエルフ』『吸血鬼』などの『人間ではないモノ』たちで構成されています。
さらにその者たちは全てが強大で凶悪な力を持っており、更にほとんどのものが残酷な性格をしています。
そのため『人間』の命を虫ケラのように考えており、人間である冒険者ギルドのメンバーや村人や傭兵たちの命を奪うことに何のためらいも見せません。
通常の作品だと主人公サイドの人間はだいたいが「悪を倒して平和を人々に!」みたいな勇者的な考えの『善人』です。
しかしこの『オーバーロード』は主人公サイドの人間はほぼ全員が『悪』です。
時には気まぐれに人間を助けたりもしますが・・・
実はそれがもっと恐ろしく残酷な事をするための計画に繋がっていたりします。
まさに悪魔です。
主人公のアインズは人間ではありますが、ゲームの中の世界に引きずり込まれた事によってその心はアンデッドのような冷酷なものになってしまっています。
そのためナザリック地下大墳墓のNPCたちが考えた残酷な計画の実行に、ごく一部の例外を除いてはためらいなく実行する指令を出します。
『弱い人間は強大な悪に屈するしか無い』
『どんな正義でも強大すぎる力の前には無力』
そんな人間の無力さみたいなものがこの作品では描かれています。
しかしその今までになかった新しい目線のシナリオがこの作品の非常に面白いところでもあり、最大の魅力だと思います。
アインズ率いるナザリックのメンバーと異世界の力の差
さて冒頭で『ナザリック地下大墳墓がユグドラシルから異世界へ転移してしまった』と書きましたが、この転移先の世界。
ユグドラシルの世界と比べて、人間・魔法・武器や防具・剣技・アイテムなどのレベルが全般的にかなり低くなっています。
そのためユグドラシル最上位アンデットの『オーバーロード』であったモモンガ(アインズ)は、
異世界では神に等しい力を持った『ありえない』存在となっています。
その力はあまりにも強大すぎて、転移先の異世界の傭兵たちや冒険者などは例えるならRPGのLv100の状態で最初の村の周辺に現れるスライムを倒すような感覚でバタバタと死んでいきます。
そして
ナザリック地下大墳墓のNPCたちも伝説級の魔物以上の力を持った強大な存在となっています。
そんな恐ろしい力を持った『アインズ』とナザリックのメンバーたちは、異世界で悪いことを企む不穏分子みたいな奴らや、ナザリック地下大墳墓に盗みに入ろうとした冒険者などに対して惜しげもなくその力を使っていきます。
強大な力に為す術もなく敗れ去る人々の絶望もこの作品の特徴的な演出と言えると思います。
『アインズへの忠誠心』と『仲間への思いやり』
ここまで書くと『アインズ・ウール・ゴウン』と『ナザリック地下大墳墓』のメンバーたちはかなり凶悪で残酷な人物のように思えますが、
実はこの全員が仲間思いの熱い心を持っています。
仲間を傷つけられれば自分の事以上に怒り、そして楽しみは仲間と共有するというような場面も見て取れます。
さらにナザリック地下大墳墓のNPCたちは全員がアインズのことを大変慕っており、
特に特定の女性NPCたちは『いかにして自分がアインズの妻となるか』ということを真剣に考えており、そのたびに女性同士の戦いの様子がコミカルに描かれています。
そしてアインズ自身もナザリック地下大墳墓のNPCたちのことを大切にしており、ひとりひとりの事を考え、ねぎらいの言葉をかけたり贈り物を手渡したりしています。
そんな強い絆で結ばれたアインズとナザリック地下大墳墓のNPCたちなので、結局
仲間を思う心が強すぎるあまりに、その他の種族の存在などは本当にどうでもいいのでしょうね。
その結果、「人間や他の種族の存在が生きようか死のうが関係ない」というような残酷な人物像が出来上がっているのだと思いますが・・・
実際のところは仲間思いのいい子たちばかりなので、そのあたりは『悪役だから残忍で凶悪な人物』と先入観を持たずに見てもらえるといいと思います。
おわりに
さて今回はアニメ『オーバーロード』の魅力について書いていきましたがいかがでしたか?
現在放送されているオンラインゲームを題材としたアニメはほとんどが人間を主人公とし、『人間至上主義』の上に成り立っているアニメばかりだと思います。
しかしこの『オーバーロード』はそのような作品とは全く違う視点から見た作品となっています。
正直何も知らない人間が強大な力の前にバタバタと倒れていくので見ていて「ひどい・・・」となるかも知れないのですが・・・
そんな強大な力の前だからこそ人の命は輝き、そして何かを残して散ってゆきます。
そんな人の『無力』さや人々が持つ心の『強さ』や『儚さ』をこの作品はうまく表現しているように思います。
みなさんもぜひ一度『人間至上主義』を捨て、『悪役至上主義』の『オーバーロード』を見てみてはいかがでしょうか?
それでは今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
おわり
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