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アクセルが抱えた“孤独”とは?13機関での立場とロクサスへの想い

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はいどーもこんにちは。ぼくです。

「キングダム ハーツ」シリーズの中でも、
圧倒的にファンが多くて、
それでいて一番「人間くさい」キャラクターといえば誰でしょうか。

そう、アクセルですよね。

「記憶したか?」という名台詞とともに、
いつも飄々(ひょうひょう)としていて、
裏で上手く立ち回っているクールな兄貴分。

でも、彼の物語を深く読み解いていくと、
そこには胸が締め付けられるような「孤独」と、
必死に誰かを想う「心」の葛藤が見えてきます。

今日は、13機関という
「心を持たないはずの組織」の中で、
アクセルが何を想い、
なぜあんなにもボロボロになりながら戦ったのか。

彼の抱えた孤独の正体について、
じっくり語っていこうと思います。


1. 13機関でのアクセル:器用に振る舞う「掃除屋」の裏側

そもそも13機関の中でのアクセルの立ち位置って、
かなり特殊なんですよね。

彼は決して最初から仲間外れにされていたわけではありません。
むしろその逆。

彼は非常に優秀な「掃除屋」でした。

組織の裏切り者を始末したり、
危ない橋を渡ったり。

リーダーのゼムナスや、
策士のサイクスからも一目置かれるほど、
組織の中枢でうまく立ち回っていたんです。

そもそも13機関とは何だったのか?目的を整理した記事はこちら
【キングダムハーツ】13機関は何がしたかったのか

でも、そこが彼の孤独の始まりでもありました。

周りは「心がない」ことを前提に動いている連中ばかり。

昔からの友人だったはずのサイクス(アイザ)は、
出世欲に駆られて冷徹な別人になってしまった。

表面上は軽口を叩いて仲間とうまくやっているように見えても、
アクセルの本音を話せる相手はどこにもいませんでした。

彼は「組織の一員」として完璧に振る舞えば振る舞うほど、
内側ではどんどん冷え切った孤独を抱えていったんです。


2. ロクサスとの出会い:溶け始めた氷

そんなアクセルの灰色の日々に、
パッと光が差した瞬間。

それがロクサスとの出会いです。

新入りとして入ってきたロクサスの教育係を任されたアクセル。

最初は
「手のかかる新人だな」
くらいに思っていたはずです。

でも、夕暮れの時計台で一緒にアイスを食べるうちに、
アクセルの中に変化が起きます。

心を持たないはずのノーバディなのに、
ロクサスと一緒にいると、
なんだか懐かしいような、温かいような気持ちになる。

アクセルにとってロクサスは、
ただの後輩ではなく、

「自分が自分でいられる唯一の居場所」

になったんです。

「俺たちは親友だろ?」という言葉。

あれはロクサスに向けた言葉であると同時に、
アクセル自身が自分に言い聞かせていた
「希望」だったのかもしれません。


3. シオンという存在:残酷な「板挟み」の始まり

そこにさらに、シオンという3人目の仲間が加わります。

3人でアイスを食べる時間は、
アクセルの人生(ノーバディ生?)の中で
間違いなく一番幸せな時間でした。

しかし、運命は残酷です。

シオンの正体が明らかになるにつれ、
アクセルは地獄のような選択を迫られます。

組織の命令を守るなら、
シオンを連れ戻さなきゃいけない。

でも、それをすれば
ロクサスを悲しませることになる。

アクセルは、
ロクサスとシオンの友情を守るために、

一人で秘密を抱え込み、
嘘をつき、
泥を被る道を選びます。

誰にも相談できず、
親友からも疑われ、
それでも「二人を消したくない」という一心で動く姿は、
見ていて本当につらかったですよね。

この時のアクセルは、
3人でいるはずなのに、

心の中はかつてないほどの
**「板挟みの孤独」**に包まれていたはずです。


4. すべてを失った瞬間に訪れた「本当の孤独」

そして、最悪の結末が訪れます。

シオンは消え、
ロクサスは組織を去り、
自分の記憶からも大切な思い出がこぼれ落ちていく。

かつてあんなに賑やかだった時計台の上に、
アクセルはたった一人で残されました。

「また明日、な」と言い合える相手が
誰もいなくなった世界。

これがアクセルの抱えた
**「本当の孤独」**です。

単に一人ぼっちなことじゃなく、

「守りたかった絆を、自分の手で壊すしかなかった」という絶望。

13機関という場所に戻っても、
もうそこには彼を温めてくれる光はありませんでした。


5. 涙では語りきれない「孤独の意味」

アクセルはその後、
自分の存在を賭けてロクサスを救おうとしたり、
ソラ(ロクサスの本体)を助けたりします。

ノーバディには心がないから、
涙は出ないはず。

でも、彼の行動は
誰よりも「心」に溢れていました。

アクセルにとっての孤独とは、

「自分を証明してくれる存在がいなくなること」

だったんだと思います。

「記憶したか?」という口癖も、

自分が忘れ去られること、
そして大切な誰かを忘れてしまうことへの恐怖の
裏返しだったのかもしれません。

彼は孤独と向き合うことで、
皮肉にも「心」を取り戻していった。

悲しみや後悔を知ることで、
彼はただの人形から、
一人の「人間」へと変わっていったのです。


6. 最後に彼が選んだ「約束」に込められた意味

物語の終盤、
アクセル(リア)は再び立ち上がります。

彼が最後に選んだのは、
組織への復讐でも、
自分勝手な救済でもありませんでした。

それは、

「今度こそ、誰も見捨てない」という約束です。

ロクサスを、
シオンを、
そして離れてしまったアイザを。

一度は孤独に打ちひしがれた彼だからこそ、
その絆の尊さを誰よりも知っている。

彼が選んだ道は、
かつての「掃除屋」としての器用な生き方ではなく、

ボロボロになっても仲間を信じ抜く、
不器用で熱い生き方でした。

アクセルの物語を振り返ると、

「孤独」というのは
決して悪いことだけじゃないんだな、と思わされます。

孤独を知ったからこそ、
彼は誰かを心から大切にすることができた。

もしここまで読んで、
アクセルの孤独が胸に刺さったなら、

『358/2 Days』をもう一度見返してみてほしい。

あの何気ない任務の会話や、
少しだけ間が空いた返事の裏に、
彼の葛藤が確かに滲んでいます。

初見では気づけなかった
「本当の孤独」が、
二周目でようやく見えてくるはずです。

※ここまで読んで、アクセルの孤独の背景にあるロクサスとの関係や、
彼がいた時間そのものをもう少し整理したくなった方は、
こちらの記事からどうぞ。
▶︎ ロクサスまとめ記事

もしアクセルの孤独がここまで刺さったなら、
漫画版『358/2 Days』をぜひ一度読んでみてください。

ゲームでは語りきれなかった
細かな表情や間の取り方が、
アクセルの本音をよりはっきり浮かび上がらせてくれます。

あの時計台の時間が、
きっと少し違って見えるはずです。

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というわけで、今回はこのへんで。

では。