はいどーもこんにちは。ぼくです。
さてつい先日こんな記事を書きました。
大阪などは24時間以上停電してたところもあったので早く復旧するといいのになーと思っていたんです
が!!!
翌朝起きると北海道で起きた大規模な地震についてのニュースが流れていました・・・
大丈夫か日本・・・不安になります。
地震の強さは震度6強で場所によっては震度7相当の場所もあったみたいです。
ちなみに北海道では火力発電所の約9割が活動を停止しているらしいです。
信じられないような非常事態です。
ぼく自身も災害が起きるたびにニュースなどを見て警戒しているのですが、今回テレビのニュースを見ていて気になるワードがありました。それは
『液状化現象』
というワードです。
なんか昔にもニュースでそのワードを聞いたことあるような、ないような・・・・
でもほとんど聞いたことがない程度のワードなので災害時にしか使わないんですかね?
ということで今回は『液状化現象』について書いていこうと思います。
それでは続きをどうぞ。
液状化現象とは?
ぼくたちが普段使用している道路や歩道、建物の建っている基礎部分は硬いコンクリートやアスファルトできています。
そしてその下には普通の土や砂や小石などでできた地面があります。
通常は色々な大きさの砂や小石で出来ている地面ですが、場所によっては同じ大きさ程度の砂の粒同士がくっついてできた地面というのがあります。
さらにそれぞれの地面によって含まれている水分量というのが違い、乾燥気味の地面もあれば地下水で満たされているような地面もあります。
このような地面は普段砂の粒子同士が結びついて出来ていますが、地震発生による振動でその結合がバラバラになる場合があります。
同じ大きさの粒同士がくっついてできた地面に水分が大量に含まれていた場合、地震の振動による影響で地面が『砂と地下水が混ざったほとんど水に近い土砂』のような状態となります。
これが『液状化現象』と呼ばれている現象です。
液状化現象が起こるとどうなる?
基本的に液状化現象が起こると地面が水のようになってしまうため、水より比重の大きいものは沈み、小さいものは浮かんできます。例えば
- ビルなどの建物は水よりも重いので沈んで傾いたりします。
- マンホールなどは中に空気が通っているので『空気』=『水より軽い』ので浮かんできます。
このように水に対する比重によって建物が傾いたりマンホールが浮かんだりするので、結果的に地形がボコボコになったり亀裂が入って土砂が吹き出したりします。
対策は?
もともと土地を埋め立てて作ったような場所というのは基本的にどこかから砂などを運んできているので液状化現象が起こりやすい土地となっています。
なので大きな地震の際には建物の倒壊や地盤沈下の恐れがあります。
しかし近年では『液状化現象』の対策として『サンドコンパクションパイル工法』という工法が取られている土地も増えてきています。
『サンドコンパクションパイル工法』とは『固く締め固めた砂の柱』を地中に何本も埋め込み、もともと結合が弱かった地中内の圧力を高めて液状化現象が起きづらい強い地面を作る工法です。
この『サンドコンパクションパイル工法』は東日本大震災のときにほとんど被害を受けなかった『東京ディズニーリゾート』の園内や『羽田空港第四滑走路』などに使用されています。
おわりに
さて今回は『液状化現象』についての記事になりましたがいかがでしたか?
液状化現象は埋立地や特殊な地中の状態で発生するのでいつどこで自分が遭遇するかわかりません。
そのためにも今回あらためて調べてみてよかったと思います。
近年度重なる自然災害が日本各地を襲っていますが、地震などの自然災害というのは何の前触れもなく突然起こることがほとんどです。
そのためにも日頃から災害時に使えるような知識を蓄えたり緊急用の食料や飲み物などを備えておくことが本当に大切だと再確認しました。
この記事が少しでも皆さんの役に立つことを願います。
それでは今回はこのへんで終わりにします。
最後まで読んできただきありがとうございました。
おわり